矢野健太郎のたわごとblog

漫画家、矢野健太郎のなんか書いてみるblog。主に雑記とか雑記とか雑記とか。だいたいそんな感じ。

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偏執狂短編集Ⅲツイートまとめ(初日)

ブログで感想とか書く…と言っておきながら、いろいろあってめっちゃ遅くなっちゃって今更感が凄いけど、せっかく覚書とかいっぱい書きためてあったからなんとかまとめてみますね。
まずはTwitterでの発言、初日分から。

矢野健太郎? @yanoja 5月31日23:37
キタ~ク!Voyantroupe 第三回本公演『Paranoia pepars 偏執狂短編集III』初日『黝-AOGURO-の章』(長いわw)観劇してからご飯食べて帰ったらもうこんな時間。めっちゃ楽しんだけど疲れたー!__/、冫、)_バタンキュー

…事前情報の時点であれですもの。覚悟完了して観に行ったんだけど、「これは酷い(いい意味で)」とか「マジキチ(褒め言葉)」とか言いたくなる、素晴らしく狂った舞台でした。2話目までは。…が、3話目のヘビーさは凄まじかった。あの最後の呪いの絶叫がリアルとシンクロしてたまらなく辛かった。

…1話目『メンゲレとグレーゼで』、あの『ムカデ人間』のせいでヘンな方向にも有名なヨーゼフ・メンゲレと彼の実験をまさかのぶっ飛んだ新解釈でコミカルに、でも当然グロく描いて、時々クスッとなりながらもどんどん嫌な汗をかきつつ凝視してしまう。惜しげもなく晒される美しい肢体にもエロスよりタナトスを感じてしまい(続

…自分の脳味噌が冷えた状態で見ている感じだった。そう言えば、冒頭の氷点下実験のシーンから漂っていた冷気に、ラブクラフトの『冷気』のイメージが重なって(私だけ?)妙にホラーぽく感じたけどゾクゾクしたのは劇場内の冷房が強く効いてたせいか。あと、まさか先日ツイートしたばっかりの(続

…あのミュージカルのダークなパロディ見せられるとは思わなかった。それにしてもあの双子の…うう、これ以上言えない(´;ω;`)
そしてあの「未亡人」にも度肝を抜かれた。上品な大人の女性の立居振舞、瞳に宿した狂気、唇に貼り付いた邪悪な笑み、思わず迸った喪失の悲しみと怒りの激情…と(続

…あんたほんまに16歳か!と中の人にツッコミ入れたくなるくらいの見事な存在感とキャラ立ち!毎度驚かせてくれます。はるかぜちゃん。ただ、メインの芝居が進行中に舞台の中央や端でじっと静止している場面が多くて、あれは普通に芝居するより体力的にキツイんじゃなかろうかと心配になったり。(続


…2話目『ウェスト夫妻の偏り尽くした愛情』は重苦しい1話とは打って変わって現代日本のニュータウンが舞台。引っ越してきた新婚夫婦の歓迎パーティーが阿鼻叫喚の地獄と化すサイコなスラップスティック(スプラッター…にはならなかった~血しぶき的に~のが残念)ギャグ。ところで最初と最後だけ出てきたラテンなダンサーは何者w(続

…去年のマーメイドブーツでの凛々しい姿がウソのように、ブータレたりはっちゃけたり振幅の激しいサイコな薔薇絵さんを楽しそうに演じてた川添美和さん、明日の『赭』でのバートリ役はどんななんだろう。ワクワク。(続


…そして問題の3話目『ジャンヌダルク異端審問裁判』。処刑前、囚われの身のジャンヌ・ダルクの異端審問の日々の物語…というだけならさほどの目新しさは無い。実はあんなことやこんなことをされてた…てのもポルノ的にはありがちな展開。彼女を生贄にすることで手打ちを図った英仏の政治的駆け引き…という視点もそれだけなら(続

…歴史で普通に解説されている…が、その政治力学を、そして聖なる戦いの裏にあった汚れた真実を突きつけられ心身ともに壊されてゆくジャンヌが最後にたどり着いた境地は…。こんなのは見たこと無かった。見たくなかった。でも見てよかった。相反する思いが渦巻き未だに沈静化しない。凄い。(続

…ジャンヌ役の大森さつきさん、見てるうちにどんどん本当のフランス人に見えてきたんだけどジャンヌが憑依してた!? ボーペル役の平良和義さん、この前見た『死なないじゃん!』のタイラーの人だと楽しみにしてたら期待を上回る怪演、もうヤバすぎ独壇場。でも終盤で見せ…おっとネタバレ禁止(続

…んでもって、終演後のアフタートーク「作品の世界観を破壊する恐れがございますので」的な注意があった通りヒドかったw(褒め言葉)特に最後のジル・ド・レ田口真太郎さんの出オチ感がヒドい。アドリブ効かなくて単調な繰り返しになっちゃったみたいだけど逆にあれで全部持ってかれて大団円w(続

…ジル・ド・レと言えば、ジャンヌとはあんなことになっちゃったから、あのあと人格歪んで次の第1話『ジル・ド・レと黒魔術』になるのだろうけど、役者さん違うんだよね。切り離して別な世界線で見るようにってことなのかな?『赭-SOHO-の章』もとても楽しみ!

…さて、31日は大阪ではミュージカル『王家の紋章』大千穐楽だったわけで、そちらのネタバレ解禁後の感想も書きたいとこだけど、さすがにそろそろ寝ないとヤバいので、また近日中にってことで~。(⌒0⌒)/~~

(2日目に続く)
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  1. 2017/06/18(日) 18:56:09|
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Twitter版 キコ/qui-co. 『Lullaby』の覚え書き#0

せっかくだからさっきの1と2の前にTwitterでツイートしたやつ3日分まとめとくね。

矢野健太郎‏ @yanoja 5月2日
今夜はキコ/qui-coの『Lullaby』初日観て来た。面白かった!…んだけど、HPにあるintro読んで想像してたのとはかなり違ってて、まだどう受け止めたらいいかいろいろ戸惑ってる。でも明日も行くから次はもうちょっと理解が深まるかな?

…この前見た『平日の天使、その他の短編』が無性に「愛する誰かを抱きしめたい欲」を掻き立ててくれちゃったのに、今回は「不倫の話」って…一体何を掻き立てられちゃうの?それってめっちゃヤバくね?ってビクビクしながら観たのよね。そしたら…まあ、まだネタバレできないから今日はここまで。

5月3日
キコ/qui-co. Lullaby 二日目マチネ観た。プロローグの方の「ラストシーン」、今度はどういう意味か必死で集中して見たけど、やっぱあれって……て事なのか?なんかいろんなとこにフェイクやミスディレクション配置されてる感じでついいろいろ考えてしまう。そもそも「初の恋あ文字数

せっかく阿佐ヶ谷なので久々に みいと屋さんのミートソース食べて行こうかと思ったらこの時間は準備中だったでござる(´д`)

…で、阿佐ヶ谷のアーケード街に入るとこの電光掲示板に「テロを許さない」「不審者を見たら通報」とか出ててギョッとなった。グラッと現実感が揺らいで芝居の世界と地続きになったような不気味さヤバい。

…で、今ぼくはカフェでナポリタン食べながらツイートしています。ロックフェスティバルでも戦場でもありません。ぼくは大丈夫です。ぼくはだい…

…ところで、昨秋の『平日の天使、その他…』ってどれも実は(良い意味で)ベッタベタの恋愛物だったよね。異常で突飛なシチュエーションだからこそ逆に純粋な愛を描ける…みたいな、意外にも王道な方法論だったと見えた。それを踏まえた上で改めて今回の………
ツイートはここで途切れているw

…というわけで、今度はソワレ並び中(≧▽≦)

ソワレ終わった。三度目にしてようやく自分なりに咀嚼できてラストで素直に感動できたよ。(ノ▽`)

…そしてまた、はるかぜちゃんのお絵かきするよ仲間のさくらさんと合流。飲みながら感想いっぱい話せて満足~(^◇^)

…明日は行けなくて残念!…って思ってたら夜の予定がキャンセルになってて時間が空いた!あわてて千秋楽申し込んだ!ギリ間に合って予約取れたよ!ヤッター!もう一回観に行ける!歓喜!

…まだ頭のなかで「みーずーいろ♫」がリフレインしてる。泣きそうな気分がじわじわ続いている。やっぱいろいろ愛おしい。困る。

(ここではるかぜちゃんのブログで少しネタばらしぽい発言が)
http://lineblog.me/harukazechan/archives/362807.html

>RT 公式の紹介文もミスディレクションだと思ってたけど、どうやら観た人の感想ツイすらミスディレクションだったぽい。みんなあえて触れずにツイってたのかぁ(*´∀`) よぉし!千秋楽、気合い入れて観に行くぞぉ!

…しかしまた「無理無理詐欺」発動して、行けないはずが行けることになって大変恥ずかしい(//>ω 「明日は来れなくて残念です。最終日がんばってください」とか言うたんはこの口か!この口か!(自分でほっぺをつねりながらw)

5月4日

うわー!今日は早めに着いたと思ったけどもう並んではるー(^◇^;)

Lullaby千秋楽。終わっちゃった… もっと、もっと見たかったなあ(≧Д≦) 観るたびに前は気づかなかったそれぞれのシーンのそれぞれの人の気持ちを見つけたけどまだ全然足りない。全然受け止めきれてない。ああ、なのに終わっちゃったんだよなあ……

今日もさくらさんと感想会してから今帰宅~。明日のストレッチマンショーは私は行けない(´;ω;`) …と、ツイッターでぼやけば また予定が空いたりしないかと思うけど さすがにそう何度もはムリ。明日はもう帰阪するし。

終演後、劇場の外の駐車場あたりに役者さんたちほとんど出てらして街灯の下でお客さんたちとお話ししてるのが、なんか場内での客出しとはまた違って不思議な空間が現出してて立ち去り難かった。…とはいえ結局どなたにも話しかけずに帰っちゃったけど。

…なんていうか、演者さんではなく役の人物がそこにいるみたいに思えて、何を話したらいいのかわからなくなっちゃって。現実とフィクションの区別付かない感ヤバい(^o^;)

…いろんなひとのLullabyの感想読んでうんうんとかほうほうとか言いながら脳内で舞台を反芻してるとますますもう一度観たい欲が強まってきて、でももう観れない悲しみに打ちのめされてるけど、とりあえずいろいろ思い付いたことメモ帳に書いてたら例によって収拾付かなくなったw

…「照手姫伝説」ググっていろんなパターン読んだけど、「毒殺されそうな小栗判官に舞いで危険を知らせた」というバージョンは見つからないなあ。宮本くんと小栗判官にも特に共通点は見当たらないから別にメタファーとかじゃなかったのかなあ。まさか小栗さんが同姓のよしみでネタ元にしただけ?

…普通にあっさり毒殺されるバージョンはいくつかあったけど。

…強いて言えば「小栗判官が地獄から舞い戻って最終的に照手姫と結ばれる」ってとこが下敷きになってる…的な?

(小栗さんから回答いただきました!(≧▽≦))
https://twitter.com/oguri_utd/status/860323734103613440

そうだったのですか!うわあ!なんか鳥肌立ちました!

…ところで、このディストピア設定の物語の上演が、憲法記念日を中心にした3日間だったのはやっぱ意図的だったのかなあ。

前半でも不穏なバックボーンとして見え隠れしてたディストピア設定だけどChapter3で一気に場面が戦場になっちゃうし、Chapter4でのカウンセリング(軍法会議か異端審問ぽくも見えた)から「藪の中」的な叙述で戦場の狂気を浮かび上がらせ、欺瞞の平和集会、政治利用される少女、と(続

…そしてテロなのか臨時政府による粛清なのか、とにかく会場が攻撃を受けて皆殺しというドツボまっしぐらの展開。これって社会問題を背景に恋愛を描いた物語じゃなくてウェイト逆になってるよね?どう見ても「豚!豚!」のところがクライマックスだもん。地獄を描くのがメインで背景が恋愛ドラマ(続

…だからこそ逆説的に純粋な恋愛が際立つ構成…のはずだけど、やっぱあの野花ちゃんのスピーチのインパクトが強烈過ぎてその後の阿鼻叫喚で恋愛どっかへ吹っ飛んじゃったし。いろいろわかった上で観てようやく三度めで素直に感動できたけど佐藤さんと百花さんの圧倒的な演技とえりかさんの歌の力で(続

…強引に力技で泣かされた感はあるな…と。いやほんと歌が素晴らしくて、百花さんがテープに合わせて口ずさむ歌もとても素敵だし、もちろん小栗さんのギターも含めとにかくいつも音楽が絶妙でズルイと思った。あと詩!詩がズルイ!もう目眩くような詩の力で全てを融合させるの最高すぎてズルイ(続

…あ、なんか書いてるうちにIQ下がってきた気がするw 語彙力どこいった。いったんここでひと休みしようっと。
  1. 2017/05/05(金) 17:08:59|
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キコ/qui-co. 『Lullaby』の覚え書き2

キコ/qui-co. 8th development 『Lullaby』(2017年5月2日~5月4日)観劇の感想、恋愛要素メインでの考察いろいろ。

「不倫」がテーマ(?)なのにあまり不倫らしさ感じない。どのカップルも普通に「恋愛」な印象。

『くろがね』という「不倫特区」の設定がまさにこの物語中の「不倫」をメタ的な意味でも不問にしていて、通常「不倫」を描く際の定番(背徳感、罪悪感からの苦悩、バレへの恐怖、加害者なのに被害者意識等々)描写がごっそり省かれてて「単に既婚者どうしが淡々と恋愛をする」構造に見える。

まあ、皐月と張先生ははっきり背徳の喜びを楽しんでいた風だが。
でも『くろがね』で新田と出会って関係がバレたことで背徳感を失って恋愛感情は失速しなかったのだろうか?

また、3人組は「さあ!不倫して楽しむぞー!」なノリで『くろがね』に来てるし(宮本は嫌々)、順子もそう(みっちゃんは嫌々)。どちらもほぼ風俗にヤりに来てる感覚…だけど現実に不倫する人らってそういうノリじゃないんじゃね?知らんけど。

「不倫」という「遊び」をしたくて「人妻」や「既婚男性」探すんじゃなくて、
「たまたま恋に落ちた相手が既婚者で、結果的に不倫という形になっちゃったけど、私達のこの感情は純愛だし遊びじゃないし。世間で言う不倫とは違う」…って、世間の不倫カップルの多くが実はそう思ってるんじゃないの?「自分達だけは例外」ってみんなが思ってる。みたいな…
そうでもないのかな。俺がロマンチストなだけかな?

…で、まあ「不倫」置いといて恋愛ドラマとして見ても、恋の始まりと盛り上がりについてはびっくりするほど描かれてない。

新田とチヌは皐の仕掛けにあっさり乗って、大した葛藤も見せずにカップル成立してるし、
野花は外野を好きだけど既婚者相手だからその気持ちは抑えるし、外野も野花を特別視してはいるけど恋愛感情なのかまでははっきりしない。

むしろ皐が実は新田を愛していながら新田にチヌをあてがったり、新田を殺そうとする農夫也に代わりに自分を殺せと言ったり、本妻の方が全然ドラマあるし。

逆に外野とみっちゃんは普通に夫婦でセックスしてたし仲も良かったわけで、言うたら宮本にみっちゃんを寝取られなければ平穏に幸せだったんちゃう?とか思ったり。

あ、でも外野は「守るために」って紋切り型の理屈言いつつ「戦争に行きたいから行く」って野花に本音ぶっちゃけてるから何らかのストレス抱えてたっぽい。

みっちゃんも嫌がりながらも順子に連れられて『くろがね』に来ちゃってる以上はやっぱ日常から逸脱したい気持ちはあったということか?

宮本は最初のパーテイーのシーンでみっちゃんに出会ってて「この人はバカじゃない」とまで言ってるのに『くろがね』でテープを介して知り合った時も特別「あー!あんたはあの時の」みたいな感じは無かったような…で、いきなりキスするし。
そしてそのあとすぐ詩の応酬になってその中で恋が育つ様子の片鱗が見えるけど、次の瞬間にはもう恋人つーより親友モードでロック談義、そして『みずいろ』で結びつく心、カナリア連行に続いての二度目のキス…

…でもさ、この二人ってたぶんセックスしてないよね?
カウンセリングの場面で宮本くん「不倫じゃねえ!」って怒るし。
『くろがね』で逢瀬を重ねてたのに「不倫じゃない」と言うならプラトニックだったとしか解釈できない。
…あ、でもプロローグでは「お尻を触らせてくれ」つってたな…どっちなんだ?

お互い結婚してることは隠してたけど、そもそも出会ったのが『くろがね』なんだから不倫なのはわかってたんじゃないの?「こんな可愛い子が結婚してないわけないもん」どころじゃないでしょ?

かつて宮本がチヌにプロポーズした時贈った曲Baby Lee
oh marry marry me oh baby now I am insisting

「意味分かってる?」
何故テルテにもこの曲を?別に贈ったわけじゃないのかな?

曲で求愛「かわいそうだから」で受けたと語るチヌだったけどそれ別に「ひどーい!」ことでもないよね?

まあ、宮本夫妻はいろいろボタンの掛け違え的なギクシャク感あるけど、決定的な破局するほどの不満抱えてるほどには見えなかった。まだ爆発するほどストレスためてない感。

でもそれぞれ別の人を愛してそっちのが大切になっちゃう。
宮本が戦争から戻って「なんで帰ってきたんだろう」と思い、罪悪感も感じるチヌが一番不倫らしい不倫をしてるか。

「いっぱいチヌの夢を見た」と泣き崩れる新田にはすごく共感。
違うんです!不倫とか関係なく遠距離恋愛的にめっちゃわかるわー!な感じってことなんです!現実逃避的にも。

総じてカップル成立過程はあっさりだけど、確定してからのドラマはとても濃密。
様々な愛の形が交錯する万華鏡。

「私は絶対に忘れません。だから二度と私を思い出さないで!」
やめてやめてやめて痛い痛いイタイ(>ω<)これほんとに勘弁してください。刺さるなんてもんじゃないです。それこそ夢に出ます(´;ω;`)

ラストシーンでテルテが言った「他にも何人もと不倫してきたし」はたぶん嘘。

けっきょく誰も救われない話…のはずなのに最後には涙とカタルシス。
歌だな。やっぱ歌がズルイな。

支離滅裂ですいません(´;ω;`)
  1. 2017/05/05(金) 15:40:51|
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キコ/qui-co. 『Lullaby』の覚え書き

キコ/qui-co. 8th development 『Lullaby』(2017年5月2日~5月4日)観劇の感想、
ツイッターでちょこちょこ呟いたけどそれとは別に
ストーリー上でまだ良くわからないところがいっぱい残ってるので(恋愛要素以外で)羅列してみる。

プロローグで新田の言う「今日は記念日」とは何の日?

宮本の「よそよそしい態度」「嫌そうな顔」は死んだ新田が現れた事に驚いてる表現?

宮本には野花が見えていない?「野花ちゃんがあんなことになって」と言いながら、そこにいる野花に気付いた様子がない。

「あんなことに」なったのは野花だけでなくあの場にいた全員なわけだし新田はゼロ距離で撃たれてるのだが?
野花が新田の告白をいちいち遮るのは「死んでる」と言わせないためのように見えるが、それ以上の何かがありそう。(わざわざ言わなくても新田が死んでるのは宮本にはわかっているはず)「母さんも待ってるよ」は早く一緒に「成仏(的な何か)」するため?

二人が去った後の宮本の独白がおかしい
「にっちゃんはもう駄目になっちゃったよ」「にっちゃんにはもう会いたくない」だと新田は死んでおらず狂って現れたと思っているように取れる。

「楽しいことばっかりだよ」の意味も不明。

「妻とは離婚しました」て言ってたけど離婚も何も、チヌちゃんも集会襲撃のとこで死んでたはずだよね?

そして外野に会いに行くというのが一番意味不明。
外野は集会の時、張に刺されて死んだのでは?(立ち上がって宮本に「どうってことな~い」してきたのは宮本の妄想では?)
だがエピローグでは外野の家から出てきたミツコ(テルテ)に「自殺した」と聞かされる。

集会の時テロ攻撃か何かでみんな死んでる中、テルテから「違うの宮本くん!あの人を助けて!」と外野を指して言われたのに、家を訪ねるまで外野とテルテの関係に気付いていないのも不思議。

もしや宮本とテルテも集会の時に死んだ?
『last scene』に出てるのは全員死者?あるいはテルテのみが生き残り?

クライマックスの平和集会、外野が危惧していたのは野花のスピーチが帰還兵の感情を逆撫でし怒りを買うこと?

張は外野にパッチたち疎開組を示して「君があの子達の親を殺したのかも知れん」と言った。もしそうなら外野たち帰還兵はパッチとムームの仇ということに。ならばパッチの犯行動機は親の仇討ち?
だがパッチは同じ境遇のムームも殺した。動機不明。単に凶行時に邪魔者を排除しただけ?

そもそもパッチはカルロスから貰った銃で何をしたかったのか?
はじめから野花が標的だったのか?演説の最初のハウリングの時「がんばって!」と励ましたのは演技?
野花の演説は戦争責任の追求と断罪なのだからパッチからすれば仇討ちの協力者では?何故殺す?
それとも演説内容がズレて行って本質的な怒りに変わったのを見て敵と見なして撃った?

カルロスの銃に残ってた銃弾は5発。
野花に1発、ムームに1発、新田夫妻に2発。これで4発。
もう1発残ってるはずなのに凶行後パッチが自殺を図った時は弾は出なかった。
(これは私の単なる数え間違いか?)

で、集会に襲撃かけて来たのはどの勢力?
てゆーかそもそも「戦争」ってどことどこが戦ったの?
敵も日本人だったって事は内戦?
「今のこの、まだちゃんとした名もない国には、かつて敵と味方に分かれて殺しあった日本人が 一緒に住んでいます。」
他国に滅ぼされて占領されたのでないなら何故国の名を失ったの?
大国どうしの代理戦争だったとかか?

野花の演説の後半はもう「考えるな感じろ」で受け止めるべきなんだろうな。
みんなが跪いている時点でもう現実じゃなくて象徴的なシーンに移行してる。
『赤猫の舌』の
「塵ひとつ落ちていない地獄 何ひとつ不自由のない地獄 誰もが電車で座れる地獄 バリアフリーのパイプが張り巡らされた地獄 交通事故がひとつも起きない地獄 地獄 地獄 地獄!!」
を思わずにいられない。
めちゃくちゃメッセージ性の強い、しかし美しい詩。

蛇足だけど「カナリア作戦」は何故まこと本人を連れ歩く必要があったのか?
ラジオで放送するなら別に生歌でなく録音で良かったのでは?
(まあこれ言っちゃうとマクロスだってそうだからそういうものと飲み込むしか無いのかな)

そうだ。野花の生体認証が誤作動する件は結局なんだったのだろう?
露骨に伏線ぽかったけど回収されたっけ?

とりあえずはこんな感じ。
恋愛-不倫テーマについてはまた別項で。
  1. 2017/05/05(金) 10:45:50|
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キコ/qui-co.『ミートソース・グラヴィティ』の覚え書き

観劇三昧」という、舞台演劇の映像を見られるサイトに

以前観劇してめっちゃ感激した キコ/qui-co.という劇団の

平日の天使、その他の短編』という作品が登録されたので、

大喜びで観てる(短編集なので毎晩1本)

…で、今夜は2本めで『ミートソース・グラヴィティ』観たんだけど

そう言えばあの時書きかけて放置してた感想があったな…て思い出したので

ほじくり返してUPすることにしますた。

(ネタバレ満載なのでTwitterじゃなくてこっちにね)



『ミートソース・グラヴィティ』

『サンダルウッド』と同じく登場人物はたった3人、でもこちらは愉快で笑いどころ満載のコント的面白さのショートストーリー。
だけど、笑いから感動へ、そしてとても切なく愛おしいお話なのは短編集としての統一コンセプトだからかな。
『平日の天使』との壮大なリンクも隠されてたし。

で、ちゃんとした感想はすでに書かれてるから重箱の隅的な野暮な考証を。

普通「生まれ変わり」っていうのは同じ世界線上で後の時代に転生することだと思ってた。(「前世」「来世」つーくらいだし)
それが「同じ時代の同じ期間だけど別の世界線」にそれぞれ生まれ変わって出会うループものって概念は新鮮な驚きだった。
(これって今だと普通の考え方なの?俺が古いだけ?少なくとも郷ひろみ&松田聖子の言ってたのは同一時間軸上の「来世」だと思うんだけど)

…で、時間じゃなくて世界線移動だからこそ可能になったドラマチックな仕掛けが、「基本的には同じ人生を繰り返してるので以前の人生の記憶がデジャヴとなる」シチュエーションが使えること。
この世界線は直志にとっては2度めの人生なのに、チヨにとっては何度も転生を繰り返したあげくやっと再会できた人生、というズレを描けたこと。
(これはすごくそそるアイデアで、いろんなドラマが生み出せるじゃん!すげー!とか思ったけどこういう型っての既にあるの?俺が知らなかっただけで?いや普通ループものって人生の特定の時点に自分だけ戻るわけで生まれ変わってないじゃん。ああいうのとは別腹でさ)
その上さらにチヨが今生では男に生まれてしまったため名乗るに名乗れずにいたら、かつてのチヨとそっくりな あかり が現れ、目の前で直志と出来てしまったという悲喜劇。もう笑わせたり泣かせたり自由自在じゃん。

誠一(チヨ)が出すレシート、一瞬「あれ?前世から物体持ち込めるの?」って混乱したけど直志は前回と同じ修行過程を経ているんだからあれはこの世界のレシートだ。うん、矛盾は無い。…のか?本当に?まあここはスルーしよう。

…だけど物語冒頭は直志があかりとの別れのさなかにデジャヴに襲われる事から始まったんだよな。
あれ前世ではチヨとの間で交わした会話の今生での再現なわけで、チヨは前世では自分にくれた言葉をこの世界線ではあかりに取られてしまったと認識してるし、あかりを見たのは今生が初めてのような発言をしてる。

でも最後のどんでん返しまで見れば直志とあかりが出会った過去世もあったわけで、直志は今回が2度目の人生と言われてるけど、さらにチヨと出会わずあかりとは出会う人生が少なくとも1回はあったことになる。

その世界にチヨはいなかったのか?いたけれど直志と会えずに終わったのか?
チヨの「やっと会えた」発言からすると何度も転生したけど直志と会えずに終わった過去世が無数に有ったらしいけど
その回数だけ直志とあかりが出会ってたらそっちのが前世の記憶が強固になってしまうからそれは無いはず。

まあ、劇中でチヨが「どういうシステムになってるのかわからないけど」で片付けてるのでここもスルーしよう。

さて、次に気になるのがそれぞれが今生ではどの時点から前世の記憶を持っていたのか。

チヨはかなり早い時点から思い出している。
学生時代から直志を追いかけているようだし、繰り返しのベテランだからこの世界線に生まれた時からかもしれない。

直志はチヨから聞かされるまで生まれ変わりの自覚は無かった。
(するとやはりあかりとの過去世の回数は多くはないと思える)

ではあかりは?
最後の「次はあなたの娘に生まれたい」(そうすれば別れずに済む)という意思表示によって実はあかりも前世の記憶持ちだったというどんでん返しが起きるが、そこまで想う相手と何故いま「不倫」してるのかがわからない。

愛する直志と前世では添い遂げ損ねたのなら何故今生でも他の男と結婚してしまったのか?
この疑問には、前世の記憶が蘇ったのは直志と出会った後だとすれば説明は付く。
だが物語冒頭のやり取り、夫からの電話に出て席を外すまでのあかりのセリフには前世の記憶があるようには感じられない。
…でも電話を終えて戻って来た時には多分もう思い出している。
夫との会話の中になにかきっかけがあったのだろうか?まさか夫も実は…なんてね。

そして最後の切ない「あたしを愛して」からは今までどの世界線でも直志の愛を得られなかった事を彷彿とさせる。
(この感じだとあかりは何度も転生してるように見えるんだけど、ほんと どういうシステム?)
そんな、チヨとは遭わずあかりとも別れた世界線で直志はどんな人生を送ったのか?
そしてこの世界線でもチヨは去りあかりも去るわけだが、このあと直志はどうなるのだろう?

…等々、根がSF者なのでついこんな考証に拘っていろいろ考えちゃったけど、
物語の展開に沿ってその時点ごとに設定も変化しちゃう話ってけっこうあるから厳密に考えても意味無い気もする。、
整合性をあえて捨ててインパクトやエモーションに訴求する事を優先して演出することってよくあるし。
演劇って特にその傾向が強いように感じる。
目の前で実際に人間が演じる事で生まれる説得力は他のメディアより力強いから。



…なんて駄文をね、書いてたんですよ。あの時。

自分で読み返して新鮮だったわw

あとの3作のも書きかけ断片あったけどここまでまとまってなかったし、補完してUPしようかどうしようか…
  1. 2017/03/24(金) 04:04:21|
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ついったー

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やのけん

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漫画家やってます。
詳しくは本人公式HP
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で。…と、言いたいとこですが、あっちはずっと放置の上、更新の仕方がわかんなくなってますんで、近いうちになんとかしたいと思いますが…(T_T)

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