矢野健太郎のたわごとblog

漫画家、矢野健太郎のなんか書いてみるblog。主に雑記とか雑記とか雑記とか。だいたいそんな感じ。

偏執狂短編集Ⅲツイートまとめ(3日目以降)

Twitterでの発言、3日目とそれ以後をちょこちょこと。

矢野健太郎? @yanoja 6月2日23:44
キタ~ク!Voyantroupe 第三回本公演『Paranoia pepars 偏執狂短編集III』三日目“『黝』『赭』ぶっ通し”を観劇、からの~ お絵かき仲間のさくらさんとご飯食べつつ感想会。さらに買い物して帰ったらまたこんな時間に~(>ω<)

…全話連続で合計五時間半ってかなりキツイのではとビビってたけど、考えたら去年浦井くんの『ヘンリー四世』第一部第二部続けて観てたし、意外な事に今回のサンモールスタジオの椅子はとても座り心地が良くて、むしろ大劇場の椅子よりお尻が痛くなかった。おかげでリラックスしつつ集中して観れたよ!

…さてと、今夜は何書こう?まだ四日も残ってるからネタバレ書けないし…
それぞれ二度目観たことで気付いた点とかいっぱいあったんだけど、どれもまだ言うわけにいかない事ばっかで悩む~!
もうちょっと考えをまとめてから書こうっと。

…などと言いながらいろいろあって、ちゃんと書けないまま一日が過ぎ…

22:18 - 2017年6月3日
今頃公式サイトの「パラノイアパラメーター」に気付いて驚愕!『ウェスト夫妻』にもモデルあったのね!でも舞台を日本に変えただけでなく、原型留めないくらい全然違う話になってるぽいけどw ローズだから薔薇絵さんだったのかぁ(^_^;)

…ところで「ヨーゼフ・メンゲレ」でググるとね…実際の双子実験で合体手術された被験者の写真が出てくるんだよね…。(さすがにWikipedeliaには無いよ)あくまでお話はお話として楽しんでおきたいなら見ない方がいいと思うよ…。

5:40 - 2017年6月4日
…6月2日の「ぶっ通し」観た後で感想書くつもりだったけど、すでに3日も終わってもはや4日の朝。鮮度は落ちちゃったけどちょっとだけ追加で思ったこと書くね。

1日の『赭-SOHO-の章』の初日で「え?何故ここで笑う?」みたいなタイミングで笑いが起きたのに戸惑った事を書いたけど、2日の公演ではそんな事もなく違和感なく観れた。だがその2日でさえ「何故ここで?」を感じられた方がいたようなので、ちょっと考えてしまった。(続

…私の感覚では、例えばジルがマリーに「うるさい!ちょっと黙ってろ!」のとこは、前フリからのギャップで笑っても不思議はないとは思うのだけど、マリーの述懐に感情移入してたら「可哀想」の気持ちのが強くて笑えない。「何をやっとるんだお前は」まで来てようやく自然に笑ってしまう…という感じ(続

…2日の客席もほぼそういう反応だったので安心できたのだけど、その一方、「本来笑うべきではないシーンで客席で笑いが起こることで作中の狂気が共有され舞台と観客が一体となり偏執狂の世界が完成する」という意見もあって、むしろ安心できない方が正解なのか?という疑問も。(続

…そもそも「恐怖と笑いは紙一重」と言われるように、ホラー映画なんかでもあまりにもエグいと怖いのを通り越して笑えてしまうのは良くあること。常軌を逸脱しすぎたグロさ不快さがねじれて笑いに転じてしまう筒井康隆の小説のように。…これは「笑いは緊張と緩和」というセオリー内で説明できる。(続

…要するに、真面目な文脈がズレることでそれまでの緊張が緩和された落差でつい笑ってしまうわけだから先の例で言えば「うるさい!」のタイミングで笑うのは一応理屈に合ってる用に思える。だがそれとは似て非なる「緊張“の”緩和」という視点があって(続

…高まりすぎた緊張に脳が耐えきれなくなった時、ムリヤリ緩和させるための生理的反応で笑いが起きる。というケース。これが「場違いな笑い」を生むわけだが、これって言わば「プチ狂気」であり、例えばグロ耐性の低い人ほど早いうちからキャパオーバーになって笑い出してしまうのではないか?(続

…だとしたら、予期しないタイミングで笑われてもそれで白けるより、むしろそのプチ狂気に感染してしまう方が楽しめるのでは?…でもそれでは作品が訴えたいテーマを受け取れなくなるのでは?…みたいな事をモヤモヤしながら考えてたわけ。まあ正解とか出す筋合いの問題ではないのだろうけど。

…しまった!読み返したら矛盾発見(>ω<)「恐怖と笑いは紙一重」のとこって“真面目な文脈がズレる”「緊張と緩和」セオリーじゃなくて“キャパオーバーで笑ってしまう”「緊張“の”緩和」の方だわ。いや、ここの例示が間違ってただけで総合しての論旨は変わらないんだけど(^_^;)

…なんか笑いのタイミングにめっちゃこだわっててすでに感想じゃ無いw

2017年6月4日
昨日はずっと仕事場にこもって今日の昼の打ち合わせの準備。連日観劇にコンサートにと動いてたから出掛けたくてウズウズ。偏執狂Ⅲが完売してなかったら当日券で飛び込んでたかも。(注:キャンセル待ちで当日券少々あった模様(´;ω;`))
昨日のみなさんの感想ツイート読んでたら各シーンが目の前に走馬灯のように浮かんでは消えてヤバい(続

…やはり圧巻なのはエルジェーベトの、最後にすっと立って浮かべた完璧な微笑。ヤノシュの「嘘だよ!」の顔もイイ。フィレンツォの「保て」はなんか真似したくなる。 落ちぶれた方のジルの微妙にダサカッコイイ変な決めポーズも好き、パパ大好きっ子マリーの元気いっぱいでけなげな空回りも。(続

…グダグダの罵り合い殴り合いの中一人痙攣しながらイキまくるポリも見える。ヒムラーとメンゲレのシュールな漫才、いろいろヘンなのに気品有りすぎ人妻エレン、…ジャンヌとジルの一瞬の心の触れ合い、からの「きみのせいだ!」思惑が外れて引きつりながらも余裕のポーズを保つボーペル、…あれ?(続

…なんか微妙に思い出すポイントがおかしい気もするな。今見えるのはあれだ。物語と関係なく現れて踊り狂うラテンダンサー北沢Jマイケルと、なんか一瞬現れていつの間にか退場したんで唯一生き残ったぽい上北沢くん。あれほんとなんだったの?…ってもー!こんなん書いてたら観たくなるばかりやん(続

…等々、だらだらとツイートする一方で実は、2日めで出会った作家さんとメールで感想や考察のやりとりをしてまして、これがけっこうなボリューム。埋もれさせるのにはもったいないので、その内容を抽出してまとめてみたいと思います。
(続く)
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  1. 2017/06/18(日) 20:47:23|
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偏執狂短編集Ⅲツイートまとめ(2日目)

Twitterでの発言、2日目 ピンク文字はネタバレ自粛で伏せ字にしてたとこね。

矢野健太郎? @yanoja 6月1日23:38
キタ~ク!『Voyantroupe 第三回本公演『Paranoia pepars 偏執狂短編集III』二日目『赭-SOHO-の章』の初日(やっぱ長いわw)観劇してからご飯食べ…ようと店を物色してたらなんと!知り合いのほぼ同業者の某先生から声かけられた!こんなん初めて!(>▽<)

…聞けばキコ qui-co.の「ラット13」の時から観てるそうで、俺よりはるかぜちゃん舞台歴長いやん!と軽く嫉妬w 今日も口内炎治ってなかったから喋りにくかったけど、食事しながら舞台の話から仕事の話、沢山お話しして来ちゃった(役者面会ではまた挨拶もそこそこに引き上げたというのに)

…つーとこで今夜の感想。あ、もう日が変わっちゃったか。
1話め『ジルドレと黒魔術』。昨日あんなこと書いたけど、マジで世界線やったんかーい!
なるほど、劇の上演による浪費と少年虐殺と黒魔術をそう組み合わせて動機をそこに据えたのか!史実とは時系列違うけどこれはドラマ的に説得力あるわ。そして娘の(続

…娘のマリーをこういうキャラクターに設定してそこに嵌め込むなんて、悔しいくらい上手い構成。そしてそのマリーを演じるはるかぜちゃんの生き生きとしてること!昨日の未亡人エレンの抑えた演技も見事だったけれど、この無邪気で残酷な少女のストレートな感情の発露は生命力に満ち溢れて見えた(続

…色が渋いからゴスロリじゃないのかもだけど、そんな感じの華やかなデザインのお嬢様風の衣装がとても似合ってて、バリつけまの派手なメイクもあって、ベタな形容だけど「お人形さんのように可愛らしい」のに、まさかの潰しや男根切りを罪悪感も持たずにやってのける狂いっぷり…いや、狂っては(続

…狂ってるわけじゃないよね。あの環境だからあれで正気。真剣に望みを叶えるためであり大真面目なのだ。それが悲しく、愛おしい。(殺しまくってるけど)だけどあの最も残酷なシーン、ジルがマリーの言葉を遮るあの場面で客席から笑いが起きたのは「え?」と思った。いや、確かに「ひでー!」って(続

…なるのはわかるけど、ドッとウケるとこか?つーと違うんじゃね?みたいな。
ところでマリーが僕っ子なのはなんでだろう?いや、中の人的には全く違和感ないしいいんだけど、ジャンヌが実は両性具有だって知らないうちから「僕」なのにはどんな意味があるのかな?って。もう一回観たらわかる?(続

…そしてプレラティ。この物語でのトリックスターだけど、結局彼は何がしたかったのだろう?マジでジャンヌ復活させるつもりだったけどジルが目移りしちゃったんで見限っったとか? これももう一回観たら…?どうかな?脚本読んだけどやっぱわからなかったし、う~ん。(続

…2話目『快楽刑』。現代劇。マフィアのボスが自分を裏切った愛人を快楽処刑にかける…というシチュエーションでのそれぞれのキャラのそれぞれの筋の通し方がぶつかり合いもつれ合ってどうにも解きほぐせないカオスな状態に…なんだけど、昨日の「ウェスト夫妻」とは違い、コミカルな要素はあるけど(続

…決してドタバタギャグじゃあ無いし、想いのすれ違いや掟や面子やらで雁字搦めの中で足掻く人々の情念の物語として観てたんだけど、何故かこれも一部のお客にバカ受けでたびたび爆笑が…あれ?これって役者さん側から見てどっちが求めていた反応なんだろ?と自分の感性に自信を失ったりして。(続

…大森さんの昨日のジャンヌとは全く違う、けれど悲しいほど愚直に真っ直ぐな愛を貫き、それゆえに真逆の態度を取らざるを得ない切なさが痛いほど胸に迫る凄い演技に呆然としながら観ていたんだけど、いろんな感性の人がいるんだなあ…と。あ、でも根来さんのあれには笑っても仕方ないかもw(続

…3話目『バートリ・エルジェーベト・リバイバル』。有名な「血の伯爵夫人」ことエリザベート・バートリ(バートリ・エルジェーベト)の話。川添美和さんの妖艶な美しさ!さすが!…でも物語自体はあれ?と思うくらい巷間伝えられる通りのバートリ像をなぞってゆくばかり。メンゲレやジャンヌ、ジル・ド・レの様な意外性は無……くない!(続

…昨日のジャンヌの火刑の話同様、冒頭で描かれる政治的な企みと駆け引きは、一般的な伝説の裏を考察した説と近いし、伝説と明確に違う点が一点。だがその一点こそが、やっている事、犯した罪が伝説と同じでありながら全く違う意味と動機を与え、新たな視点をもたらした「呪い」だったと気付く。(続

…そしてその「呪い」のひと言で終わる見事な幕引き。負の予定調和。
…しかし最後のバートリの述懐のくだりでは驚いた。本当に瞬きしてないんだもん!役者さんって凄い!
…あ、この話でもまさかあの希望が断ち切られる悲惨なシーンで笑いが起こるとは…ほんとになんなん(´;ω;`) (続

…偏執狂=倒錯した異常者 の視点から語られる物語 というコンセプトで言えば、このバートリの物語が最もそれにふさわしいように思った。メンゲレの話では狂ってるのはむしろ周囲の人々だし。ウェスト夫妻は人格障害だけどパラノイアとは違う気がする。ジャンヌは信念の人だが偏執狂とまで言えるかは微妙(続

…ジル・ド・レの執着は偏執狂と言えるかもだけど、マリーはただ父の愛えた少女であって、あの環境だから殺害を罪と感じていなかっただけだと思うし、ある意味最もまともで感情移入できるキャラクターだったような。逆に快楽刑の面々はどのキャラも言動に筋は通っているし正気なのに共感はし辛いかな(続

…んでもってまた終演後のアフタートークには爆笑(これは普通に笑うとこでしょw)「余韻を破壊される」のが嫌だったのか?観ずに帰るお客さんもチラホラ。勿体無い。役者さんのトークじゃなくて役のキャラのままでのおバカな会話はサイテーで最高w で、本日のハイライトはやはりバートリが(続

…「最もその血を飲みたい理想的な美少女は?」に「はるかぜちゃん」と答えたとこだよね(>▽<) しかし実は1話目で この伏線があったという…。あ、やっぱりあのセリフそうだったんだ!

…さて、これで『黝』『赭』1回ずつ観たし、今日は両方ぶっ通しだからこれで2回ずつ。でも残念だけど私はこの前半3日のみでリタイヤ。ああ、もっと観たいなあ・゚・(ノД`)・゚・。

(3日目に続く)
  1. 2017/06/18(日) 20:06:20|
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偏執狂短編集Ⅲツイートまとめ(初日)

ブログで感想とか書く…と言っておきながら、いろいろあってめっちゃ遅くなっちゃって今更感が凄いけど、せっかく覚書とかいっぱい書きためてあったからなんとかまとめてみますね。
まずはTwitterでの発言、初日分から。

矢野健太郎? @yanoja 5月31日23:37
キタ~ク!Voyantroupe 第三回本公演『Paranoia pepars 偏執狂短編集III』初日『黝-AOGURO-の章』(長いわw)観劇してからご飯食べて帰ったらもうこんな時間。めっちゃ楽しんだけど疲れたー!__/、冫、)_バタンキュー

…事前情報の時点であれですもの。覚悟完了して観に行ったんだけど、「これは酷い(いい意味で)」とか「マジキチ(褒め言葉)」とか言いたくなる、素晴らしく狂った舞台でした。2話目までは。…が、3話目のヘビーさは凄まじかった。あの最後の呪いの絶叫がリアルとシンクロしてたまらなく辛かった。

…1話目『メンゲレとグレーゼで』、あの『ムカデ人間』のせいでヘンな方向にも有名なヨーゼフ・メンゲレと彼の実験をまさかのぶっ飛んだ新解釈でコミカルに、でも当然グロく描いて、時々クスッとなりながらもどんどん嫌な汗をかきつつ凝視してしまう。惜しげもなく晒される美しい肢体にもエロスよりタナトスを感じてしまい(続

…自分の脳味噌が冷えた状態で見ている感じだった。そう言えば、冒頭の氷点下実験のシーンから漂っていた冷気に、ラブクラフトの『冷気』のイメージが重なって(私だけ?)妙にホラーぽく感じたけどゾクゾクしたのは劇場内の冷房が強く効いてたせいか。あと、まさか先日ツイートしたばっかりの(続

…あのミュージカルのダークなパロディ見せられるとは思わなかった。それにしてもあの双子の…うう、これ以上言えない(´;ω;`)
そしてあの「未亡人」にも度肝を抜かれた。上品な大人の女性の立居振舞、瞳に宿した狂気、唇に貼り付いた邪悪な笑み、思わず迸った喪失の悲しみと怒りの激情…と(続

…あんたほんまに16歳か!と中の人にツッコミ入れたくなるくらいの見事な存在感とキャラ立ち!毎度驚かせてくれます。はるかぜちゃん。ただ、メインの芝居が進行中に舞台の中央や端でじっと静止している場面が多くて、あれは普通に芝居するより体力的にキツイんじゃなかろうかと心配になったり。(続


…2話目『ウェスト夫妻の偏り尽くした愛情』は重苦しい1話とは打って変わって現代日本のニュータウンが舞台。引っ越してきた新婚夫婦の歓迎パーティーが阿鼻叫喚の地獄と化すサイコなスラップスティック(スプラッター…にはならなかった~血しぶき的に~のが残念)ギャグ。ところで最初と最後だけ出てきたラテンなダンサーは何者w(続

…去年のマーメイドブーツでの凛々しい姿がウソのように、ブータレたりはっちゃけたり振幅の激しいサイコな薔薇絵さんを楽しそうに演じてた川添美和さん、明日の『赭』でのバートリ役はどんななんだろう。ワクワク。(続


…そして問題の3話目『ジャンヌダルク異端審問裁判』。処刑前、囚われの身のジャンヌ・ダルクの異端審問の日々の物語…というだけならさほどの目新しさは無い。実はあんなことやこんなことをされてた…てのもポルノ的にはありがちな展開。彼女を生贄にすることで手打ちを図った英仏の政治的駆け引き…という視点もそれだけなら(続

…歴史で普通に解説されている…が、その政治力学を、そして聖なる戦いの裏にあった汚れた真実を突きつけられ心身ともに壊されてゆくジャンヌが最後にたどり着いた境地は…。こんなのは見たこと無かった。見たくなかった。でも見てよかった。相反する思いが渦巻き未だに沈静化しない。凄い。(続

…ジャンヌ役の大森さつきさん、見てるうちにどんどん本当のフランス人に見えてきたんだけどジャンヌが憑依してた!? ボーペル役の平良和義さん、この前見た『死なないじゃん!』のタイラーの人だと楽しみにしてたら期待を上回る怪演、もうヤバすぎ独壇場。でも終盤で見せ…おっとネタバレ禁止(続

…んでもって、終演後のアフタートーク「作品の世界観を破壊する恐れがございますので」的な注意があった通りヒドかったw(褒め言葉)特に最後のジル・ド・レ田口真太郎さんの出オチ感がヒドい。アドリブ効かなくて単調な繰り返しになっちゃったみたいだけど逆にあれで全部持ってかれて大団円w(続

…ジル・ド・レと言えば、ジャンヌとはあんなことになっちゃったから、あのあと人格歪んで次の第1話『ジル・ド・レと黒魔術』になるのだろうけど、役者さん違うんだよね。切り離して別な世界線で見るようにってことなのかな?『赭-SOHO-の章』もとても楽しみ!

…さて、31日は大阪ではミュージカル『王家の紋章』大千穐楽だったわけで、そちらのネタバレ解禁後の感想も書きたいとこだけど、さすがにそろそろ寝ないとヤバいので、また近日中にってことで~。(⌒0⌒)/~~

(2日目に続く)
  1. 2017/06/18(日) 18:56:09|
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Twitter版 キコ/qui-co. 『Lullaby』の覚え書き#0

せっかくだからさっきの1と2の前にTwitterでツイートしたやつ3日分まとめとくね。

矢野健太郎‏ @yanoja 5月2日
今夜はキコ/qui-coの『Lullaby』初日観て来た。面白かった!…んだけど、HPにあるintro読んで想像してたのとはかなり違ってて、まだどう受け止めたらいいかいろいろ戸惑ってる。でも明日も行くから次はもうちょっと理解が深まるかな?

…この前見た『平日の天使、その他の短編』が無性に「愛する誰かを抱きしめたい欲」を掻き立ててくれちゃったのに、今回は「不倫の話」って…一体何を掻き立てられちゃうの?それってめっちゃヤバくね?ってビクビクしながら観たのよね。そしたら…まあ、まだネタバレできないから今日はここまで。

5月3日
キコ/qui-co. Lullaby 二日目マチネ観た。プロローグの方の「ラストシーン」、今度はどういう意味か必死で集中して見たけど、やっぱあれって……て事なのか?なんかいろんなとこにフェイクやミスディレクション配置されてる感じでついいろいろ考えてしまう。そもそも「初の恋あ文字数

せっかく阿佐ヶ谷なので久々に みいと屋さんのミートソース食べて行こうかと思ったらこの時間は準備中だったでござる(´д`)

…で、阿佐ヶ谷のアーケード街に入るとこの電光掲示板に「テロを許さない」「不審者を見たら通報」とか出ててギョッとなった。グラッと現実感が揺らいで芝居の世界と地続きになったような不気味さヤバい。

…で、今ぼくはカフェでナポリタン食べながらツイートしています。ロックフェスティバルでも戦場でもありません。ぼくは大丈夫です。ぼくはだい…

…ところで、昨秋の『平日の天使、その他…』ってどれも実は(良い意味で)ベッタベタの恋愛物だったよね。異常で突飛なシチュエーションだからこそ逆に純粋な愛を描ける…みたいな、意外にも王道な方法論だったと見えた。それを踏まえた上で改めて今回の………
ツイートはここで途切れているw

…というわけで、今度はソワレ並び中(≧▽≦)

ソワレ終わった。三度目にしてようやく自分なりに咀嚼できてラストで素直に感動できたよ。(ノ▽`)

…そしてまた、はるかぜちゃんのお絵かきするよ仲間のさくらさんと合流。飲みながら感想いっぱい話せて満足~(^◇^)

…明日は行けなくて残念!…って思ってたら夜の予定がキャンセルになってて時間が空いた!あわてて千秋楽申し込んだ!ギリ間に合って予約取れたよ!ヤッター!もう一回観に行ける!歓喜!

…まだ頭のなかで「みーずーいろ♫」がリフレインしてる。泣きそうな気分がじわじわ続いている。やっぱいろいろ愛おしい。困る。

(ここではるかぜちゃんのブログで少しネタばらしぽい発言が)
http://lineblog.me/harukazechan/archives/362807.html

>RT 公式の紹介文もミスディレクションだと思ってたけど、どうやら観た人の感想ツイすらミスディレクションだったぽい。みんなあえて触れずにツイってたのかぁ(*´∀`) よぉし!千秋楽、気合い入れて観に行くぞぉ!

…しかしまた「無理無理詐欺」発動して、行けないはずが行けることになって大変恥ずかしい(//>ω 「明日は来れなくて残念です。最終日がんばってください」とか言うたんはこの口か!この口か!(自分でほっぺをつねりながらw)

5月4日

うわー!今日は早めに着いたと思ったけどもう並んではるー(^◇^;)

Lullaby千秋楽。終わっちゃった… もっと、もっと見たかったなあ(≧Д≦) 観るたびに前は気づかなかったそれぞれのシーンのそれぞれの人の気持ちを見つけたけどまだ全然足りない。全然受け止めきれてない。ああ、なのに終わっちゃったんだよなあ……

今日もさくらさんと感想会してから今帰宅~。明日のストレッチマンショーは私は行けない(´;ω;`) …と、ツイッターでぼやけば また予定が空いたりしないかと思うけど さすがにそう何度もはムリ。明日はもう帰阪するし。

終演後、劇場の外の駐車場あたりに役者さんたちほとんど出てらして街灯の下でお客さんたちとお話ししてるのが、なんか場内での客出しとはまた違って不思議な空間が現出してて立ち去り難かった。…とはいえ結局どなたにも話しかけずに帰っちゃったけど。

…なんていうか、演者さんではなく役の人物がそこにいるみたいに思えて、何を話したらいいのかわからなくなっちゃって。現実とフィクションの区別付かない感ヤバい(^o^;)

…いろんなひとのLullabyの感想読んでうんうんとかほうほうとか言いながら脳内で舞台を反芻してるとますますもう一度観たい欲が強まってきて、でももう観れない悲しみに打ちのめされてるけど、とりあえずいろいろ思い付いたことメモ帳に書いてたら例によって収拾付かなくなったw

…「照手姫伝説」ググっていろんなパターン読んだけど、「毒殺されそうな小栗判官に舞いで危険を知らせた」というバージョンは見つからないなあ。宮本くんと小栗判官にも特に共通点は見当たらないから別にメタファーとかじゃなかったのかなあ。まさか小栗さんが同姓のよしみでネタ元にしただけ?

…普通にあっさり毒殺されるバージョンはいくつかあったけど。

…強いて言えば「小栗判官が地獄から舞い戻って最終的に照手姫と結ばれる」ってとこが下敷きになってる…的な?

(小栗さんから回答いただきました!(≧▽≦))
https://twitter.com/oguri_utd/status/860323734103613440

そうだったのですか!うわあ!なんか鳥肌立ちました!

…ところで、このディストピア設定の物語の上演が、憲法記念日を中心にした3日間だったのはやっぱ意図的だったのかなあ。

前半でも不穏なバックボーンとして見え隠れしてたディストピア設定だけどChapter3で一気に場面が戦場になっちゃうし、Chapter4でのカウンセリング(軍法会議か異端審問ぽくも見えた)から「藪の中」的な叙述で戦場の狂気を浮かび上がらせ、欺瞞の平和集会、政治利用される少女、と(続

…そしてテロなのか臨時政府による粛清なのか、とにかく会場が攻撃を受けて皆殺しというドツボまっしぐらの展開。これって社会問題を背景に恋愛を描いた物語じゃなくてウェイト逆になってるよね?どう見ても「豚!豚!」のところがクライマックスだもん。地獄を描くのがメインで背景が恋愛ドラマ(続

…だからこそ逆説的に純粋な恋愛が際立つ構成…のはずだけど、やっぱあの野花ちゃんのスピーチのインパクトが強烈過ぎてその後の阿鼻叫喚で恋愛どっかへ吹っ飛んじゃったし。いろいろわかった上で観てようやく三度めで素直に感動できたけど佐藤さんと百花さんの圧倒的な演技とえりかさんの歌の力で(続

…強引に力技で泣かされた感はあるな…と。いやほんと歌が素晴らしくて、百花さんがテープに合わせて口ずさむ歌もとても素敵だし、もちろん小栗さんのギターも含めとにかくいつも音楽が絶妙でズルイと思った。あと詩!詩がズルイ!もう目眩くような詩の力で全てを融合させるの最高すぎてズルイ(続

…あ、なんか書いてるうちにIQ下がってきた気がするw 語彙力どこいった。いったんここでひと休みしようっと。
  1. 2017/05/05(金) 17:08:59|
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キコ/qui-co. 『Lullaby』の覚え書き2

キコ/qui-co. 8th development 『Lullaby』(2017年5月2日~5月4日)観劇の感想、恋愛要素メインでの考察いろいろ。

「不倫」がテーマ(?)なのにあまり不倫らしさ感じない。どのカップルも普通に「恋愛」な印象。

『くろがね』という「不倫特区」の設定がまさにこの物語中の「不倫」をメタ的な意味でも不問にしていて、通常「不倫」を描く際の定番(背徳感、罪悪感からの苦悩、バレへの恐怖、加害者なのに被害者意識等々)描写がごっそり省かれてて「単に既婚者どうしが淡々と恋愛をする」構造に見える。

まあ、皐月と張先生ははっきり背徳の喜びを楽しんでいた風だが。
でも『くろがね』で新田と出会って関係がバレたことで背徳感を失って恋愛感情は失速しなかったのだろうか?

また、3人組は「さあ!不倫して楽しむぞー!」なノリで『くろがね』に来てるし(宮本は嫌々)、順子もそう(みっちゃんは嫌々)。どちらもほぼ風俗にヤりに来てる感覚…だけど現実に不倫する人らってそういうノリじゃないんじゃね?知らんけど。

「不倫」という「遊び」をしたくて「人妻」や「既婚男性」探すんじゃなくて、
「たまたま恋に落ちた相手が既婚者で、結果的に不倫という形になっちゃったけど、私達のこの感情は純愛だし遊びじゃないし。世間で言う不倫とは違う」…って、世間の不倫カップルの多くが実はそう思ってるんじゃないの?「自分達だけは例外」ってみんなが思ってる。みたいな…
そうでもないのかな。俺がロマンチストなだけかな?

…で、まあ「不倫」置いといて恋愛ドラマとして見ても、恋の始まりと盛り上がりについてはびっくりするほど描かれてない。

新田とチヌは皐の仕掛けにあっさり乗って、大した葛藤も見せずにカップル成立してるし、
野花は外野を好きだけど既婚者相手だからその気持ちは抑えるし、外野も野花を特別視してはいるけど恋愛感情なのかまでははっきりしない。

むしろ皐が実は新田を愛していながら新田にチヌをあてがったり、新田を殺そうとする農夫也に代わりに自分を殺せと言ったり、本妻の方が全然ドラマあるし。

逆に外野とみっちゃんは普通に夫婦でセックスしてたし仲も良かったわけで、言うたら宮本にみっちゃんを寝取られなければ平穏に幸せだったんちゃう?とか思ったり。

あ、でも外野は「守るために」って紋切り型の理屈言いつつ「戦争に行きたいから行く」って野花に本音ぶっちゃけてるから何らかのストレス抱えてたっぽい。

みっちゃんも嫌がりながらも順子に連れられて『くろがね』に来ちゃってる以上はやっぱ日常から逸脱したい気持ちはあったということか?

宮本は最初のパーテイーのシーンでみっちゃんに出会ってて「この人はバカじゃない」とまで言ってるのに『くろがね』でテープを介して知り合った時も特別「あー!あんたはあの時の」みたいな感じは無かったような…で、いきなりキスするし。
そしてそのあとすぐ詩の応酬になってその中で恋が育つ様子の片鱗が見えるけど、次の瞬間にはもう恋人つーより親友モードでロック談義、そして『みずいろ』で結びつく心、カナリア連行に続いての二度目のキス…

…でもさ、この二人ってたぶんセックスしてないよね?
カウンセリングの場面で宮本くん「不倫じゃねえ!」って怒るし。
『くろがね』で逢瀬を重ねてたのに「不倫じゃない」と言うならプラトニックだったとしか解釈できない。
…あ、でもプロローグでは「お尻を触らせてくれ」つってたな…どっちなんだ?

お互い結婚してることは隠してたけど、そもそも出会ったのが『くろがね』なんだから不倫なのはわかってたんじゃないの?「こんな可愛い子が結婚してないわけないもん」どころじゃないでしょ?

かつて宮本がチヌにプロポーズした時贈った曲Baby Lee
oh marry marry me oh baby now I am insisting

「意味分かってる?」
何故テルテにもこの曲を?別に贈ったわけじゃないのかな?

曲で求愛「かわいそうだから」で受けたと語るチヌだったけどそれ別に「ひどーい!」ことでもないよね?

まあ、宮本夫妻はいろいろボタンの掛け違え的なギクシャク感あるけど、決定的な破局するほどの不満抱えてるほどには見えなかった。まだ爆発するほどストレスためてない感。

でもそれぞれ別の人を愛してそっちのが大切になっちゃう。
宮本が戦争から戻って「なんで帰ってきたんだろう」と思い、罪悪感も感じるチヌが一番不倫らしい不倫をしてるか。

「いっぱいチヌの夢を見た」と泣き崩れる新田にはすごく共感。
違うんです!不倫とか関係なく遠距離恋愛的にめっちゃわかるわー!な感じってことなんです!現実逃避的にも。

総じてカップル成立過程はあっさりだけど、確定してからのドラマはとても濃密。
様々な愛の形が交錯する万華鏡。

「私は絶対に忘れません。だから二度と私を思い出さないで!」
やめてやめてやめて痛い痛いイタイ(>ω<)これほんとに勘弁してください。刺さるなんてもんじゃないです。それこそ夢に出ます(´;ω;`)

ラストシーンでテルテが言った「他にも何人もと不倫してきたし」はたぶん嘘。

けっきょく誰も救われない話…のはずなのに最後には涙とカタルシス。
歌だな。やっぱ歌がズルイな。

支離滅裂ですいません(´;ω;`)
  1. 2017/05/05(金) 15:40:51|
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ついったー

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やのけん

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ようこそ!
漫画家やってます。
詳しくは本人公式HP
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で。…と、言いたいとこですが、あっちはずっと放置の上、更新の仕方がわかんなくなってますんで、近いうちになんとかしたいと思いますが…(T_T)

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